【第2講】読解力の養成

900突破の長文対策 〜読解力養成〜

さて、ここからは具体的に対策方法を示していきます。

 

 

時間が足りなくなるというのは、既に第1講でお話しました。
「時間内に問題が解き終わらない」「あと10分あれば、全ての問題に回答できたのに」
この様な感覚を多くの方々が経験し、悩まされてきたのではないでしょうか。

 

 

まず、時間が足りない原因は、圧倒的な読解力不足というのが要因です。
つまり、早く英文を読まなければならないが、読解力がないために、速読できないわけです。
速読出来ないという事は、当然英文を読むのに、理解するのに時間がかかります。
通常であれば、1分程度で読める英文も、2分・3分とかかってしまい、
中々内容が把握できず、時間のみが過ぎていくという状態に陥ってしまいます。
そして、気がつくと残り時間が少なくなり、気の焦りが生じ始めます。
結果として、落ち着いて英文を読めなくなり、更にスコアを落としてしまう・・・、
負の状態に陥ります。

 

 

この全てが英文読解力養成不足、もっと言うと速読出来ていないという事が推察できます。
とにかく、素早く且つ正確に英文を読み取る必要があります。
これが出来なければ、結果として時間が足りなくなってしまうわけです。

 

 

では、読解力を養成するために、具体的にどの様な手段で養成すればよいのか?

 

 

結論として、 "英文を繰り返し何度も読む事を、癖付ける事"です。
これを聞いて皆さんはどう思われましたか??(笑)
私自身、正直な感想を申し上げると、「英文を繰り返し読むというのは、よく聞く手法だ」
「もっと簡単に読解力を定着出来る方法はないものか・・・」
「同じ文章を繰り返し読んでも意味があるのか?」・・・なんて思ってました。

 

 

ただ、私が紹介したいのは、ただ英文を読むという手法ではありません。
下記に注意して、何度も繰り返し英文を読んで頂きたいのです。

 

1、英文をゆっくり読みながら、S(主語)・V(動詞)・O(目的語)・C(補語)の明確化

 

例えば、下記の例文を見てください。
そしてS/V/O/Cを振ってみてください。

 

例) We call him Takuya.

 

この例文を読んで、どれが主語ですか、動詞ですか、目的語ですか?

 

正解は、
We : 主語  call:動詞  him:目的語  Takuya:目的語を説明する補語です。
(私たちは、彼をタクヤと呼んでいます。)
補語というのは、、目的語を詳細に説明する役割をします。
彼=タクヤということになり、彼という言葉を詳細に説明しています。

 

 

ただ英文を何度も読むのでは、確実な読解力は定着しません。
英文を読めない原因として考えられるのは、
この主語・動詞・目的語・補語が把握できていないことが多いです。
「誰が、誰に、何をした」 という内容が明確になっていない為、英文を正確に理解出来ない訳です。

 

 

日本語も同様のことが言えますよね?(笑)
主語・動詞・目的語を相手に伝えなければ、正確な情報を相手に伝えられません。
例えば、「私は買った・・・。」っと相手に伝えても、相手からすると「何を買ったの??」って思います。
「私は、友達の誕生日プレゼントを買った」 と、目的語を追加する事で、はじめて会話が成立します。

 

 

英語も日本語と同様、言語です。
英文であっても、その英文から主語・動詞・目的語が読み取れなければ、英文の内容を理解できません。
中学生の頃、第1文型から第5文型という、S/V/O/Cを文章に付ける所から学習を始めます。
(S:主語 V:動詞 O:目的語 C:補語)

 

これは英文を読む上で、絶対に必要不可欠な事です。
このS/V/O/Cを文章に付ける事が出来なければ、どれが主語か動詞かが推察できません。
結果として、正確に英文が読めないという状態に陥るわけです。

 

 

従って、読解力を養うために、まずは英文にS/V/O/Cを付けることから始めてください。
どれが主語で、どれが動詞なのか、目的語・補語がどれかを明確にするのです。
この作業が当たり前に出来る様になれば、どんな長い英文でも内容を読み取ることが出来ます。
「短い英文は読めるが、長い英文は読めない!!」と嘆いている方も多くいるかと思いますが、
その原因は、S/V/O/Cが正確に読み取れていない為です。

 

 

如何でしたでしょうか??
取り敢えず英文を毎日読み続けることも大切ですが、中々それでは読解力が定着しません。
英文を正確に読み取るには、一文章の構造をしっかりと読み取ることから始めてください。
これが出来れば、短い文章であれ、長い文章であれ正確に読み取ることが可能になります。

 

 

2、S/V/O/Cを明確化した後、ゆっくり英文を読む

 

さて、まずS/V/O/Cを明確にした後、ゆっくりと英文を読んでいきます。
早く読む必要はありません。ゆっくりで大丈夫です。
ゆっくりと英文を読みながら、頭の中で和訳していきます。
不明な単語等がある場合は、その都度蛍光ペンでチャックをいれ、辞書で調べて下さい。

 

 

ゆっくり英文を読む目的は、"取り敢えず英文を読む事に慣れる" という事が目的です。
TOEICでは、短時間で複数の英文を読解する必要があるので、英文を読み慣れておく必要があります。
英文を読み取れる為に、まずS/V/O/Cを明確にし、文章の構造を把握する。
構造が把握出来れば、今度はゆっくりと英文を読み、頭の中で翻訳していく。
このプロセスを繰り返して欲しいわけです。

 

 

よく英文読解能力の向上の為、とりあえず英文を読む事から開始される方もいます。
何度も繰り返し英文を読み、不明な単語は都度調べ、和訳していく・・・・。 方法として間違ってはいません。
ただ、その方法はある程度TOEICのスコアが600・700を超え、最低限の英語力が定着していれば効果がありますが、
私の様な、TOEIC300〜400の英語力だと、簡単にいきません。
取り敢えず英文を繰り返し読み、都度和訳回答を見ながら、文章の内容を理解していく・・・、
この繰り返しでは、英文読解力は中々向上しません。

 

 

本当に定着させるべき英文読解能力とは、どんな英文でも、読んで即座に和訳出来る事です。
これが出来なければ、模擬試験問題集の英文を繰り返し読んでいても、
TOEIC本試験では、全く英文が読めず、正確に情報を把握する事が出来ません。

「何度も英文を読み、都度熟語・単語を調べ、語彙力を定着させれば、必然的に読解力がつく」
っと、今まで思っていましたが、英文の構造を明確化出来なければ、本試験では太刀打ち出来ないんです。
その為、英文の構造を知るために、S/V/O/Cを付ける訓練が必要なわけです。

 

 

S/V/O/Cを付け、英文の構造を理解して初めて、ゆっくりと英文を読んでいきます。
S/V/O/Cを明確化出来ると、主語・動詞・目的語・補語が分かっているので、どんな英文でも翻訳できてしまいます。
このどんな英文でも翻訳出来る様になるというのが、TOEICにおいて大切です。
そして、英文をゆっくり読む事で、読みながら英文を翻訳していく能力を定着させます。
いきなり速読するのは厳しいかと思いますので、ゆっくりと自分の頭で和訳できる速度で読みます。
決して焦る必要はありません。焦れば焦るほど逆効果です。

 

 

3、ゆっくり英文を読んだら、今度は速読してみる

 

さて、最終段階です。ここからは、与えられた文章を速読していきます。

 

まず、速読する目的をお話します。何故英文速読の訓練が必要なのか?
それは、TOEIC本試験では時間がない為、ゆっくりと英文を読む事は出来ません。
ゆっくり英文を読むと、時間切れになってしまいます。早く且つ正確に英文を読まなければなりません。
そして、英文を読むだけでなく、問題にも答える必要があるので、速読は必須です。
従って、英文を早く読み、正確な情報を汲み取る能力を備えなければなりません。
この速読・正確性を養うために、繰り返し速読する必要があります。

 

 

注意点としては、何度も繰り返し速読する事です。
速読しながら英文の内容を把握します。この作業を何度も繰り返し実施します。

一度速読出来たからといって、満足しないようにして気を付けて下さい。
目的は、何度も速読し、正確な情報を読み取る英文読解能力を定着させることです。
定着させるには、何度も反復練習をするという地道な作業は必須です。
一日に何度も繰り返し読むのも良いですが、毎日同じ文章を繰り返し読むことが大切です。
同じ英文を反復、反復、反復・・・・。 これを毎日繰り返します。

 

 

これは英文読解のみに限りませんが、英語は反復が非常に大切です。
一度覚えた英単語も、英語から離れると忘れてしまいます。
英会話も、仕事で活用したり、話す機会を増やさなければ、話せなくなります。
英文読解も同様で、毎日空いた時間を活用して、英文を速読するわけです。
この積み重ねの努力が大切で、最終的には大きな英語力になり、自身に返ってきます。

 

 

よく、このホームページを読んだ頂いた方から、
「どうすれば短期間でスコアが伸びますか?」
「英文読解力が向上しません、何か良い方法を教えて頂けませんか?」・・・、
という質問をメールで頂く事があります。

 

 

私自身が回答しているのは、
「S/V/O/Cで文章構造を理解し、その後に英文を反復で読んでください、
一日に詰め込む学習ではなく、毎日英文を読み、負担なく学習してください」
っとお答えしています。

 

 

どうしても短期間でスコアを上げようとすると、詰め込み学習になりがちです。
ただ、詰め込み学習だと、正直疲れませんか??(笑)
疲れて英語学習に飽きてしまう、やる気を無くしてしまう可能性があります。
従って、毎日自分のペースで、空いた時間を活用し英文を読むというのが、
短期間でスコアアップする秘訣です。

 

 

英語は、積み重ね学習が大切なので、あまり詰め込み学習は向きません。
何故なら、先ほど話したように、英語は話さなければ・使わなければ、忘れてしまいます。
自分のペースで少しずつ知識を増やしていく事が、何よりも効率的でありスコアアップの近道です。

 

 

速読していて、もし翻訳出来ない英文があれば、再度辞書で調べ翻訳するのも良いです。
英文を何度も繰り返し読み、忘れたことは再度調べる・・・、この反復です。
1ヶ月実施すれば、かなりの読解力が定着します。
私自身、英文読解能力向上の為、様々な方法を試してきました。
しかし、この方法が一番効率的で、読解能力が向上したと痛感しました。

 

 

「何故、この方法に気がつかなかったのか・・・」、っと考えたときに、
やはり英文の構造を理解する、S/V/O/Cを付ける能力が不足しており、
英文を毎日取り敢えず読んでいれば、読解能力が向上すると勘違いしていた事です。

英文から、どれが主語で動詞で目的語なのかを、初めて理解出来た時、
飛躍的に読解能力が向上し、それが素晴らしいスコアになって返ってきたのを覚えています。
私でも出来た事なので、是非焦らず、この3ステップを実施してみてください!!


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